万引きを繰り返す子どもへの対応【知っておきたい場面別傾聴アプローチ】

心理

話を聴こうと思っても、どのように対応すればよいのか困ったことはありませんか?
対応が難しい事例を取り上げて、アプローチの方法を紹介します。

【万引きを繰り返す子どもへの対応】

コンビニなどの商店から店員の目を盗んで商品を持ち去る万引きは、刑法では窃盗罪にあたり、十年以下の懲役に処せられます。

<心の動き>

日本で行われる万引きのほとんどは、生活のために、必要に迫られて行われるものではありません。
なかには、万引きを捕まえてみたら、その商品を買うだけの現金を所持していたということもあります。

ではお金はあるのに、なぜわざわざ万引きという犯罪に手を染めるのでしょうか?

万引きは、分別のある大人や高齢者でも犯すことのある犯罪で、精神的に追いつめられた状態に置かれると、誰でも引き起こす可能性があります。
衝動的に犯罪へと走るのは、単純に心の中のモヤモヤした感情を解消したいとか、ゲーム感覚でスリルや快感を求めてといったことが動機になります。

なかには、万引きをしたあとに自分の過ちを素直に認め、感情をコントロールすることができなかった自分に対し後悔の念を抱く子どももいますが、多くは万引きを繰り返します。

子どもの万引きは、幼少期に親の愛情を十分に受け取ることができなかったために、親の愛情の代替品を社会からくすねるといわれます。
満たされない心を埋めてくれるものが欲しくて万引きするのですが、盗んだ品物が愛情のかわりになるわけはなく、心が満たされることはありません。
そのため、再び万引きを繰り返すことになります。

<アプローチの方法>

万引きをする子どもは、愛情に飢えているので、あなたが関心をもっているということを十分に示すことが大切です。
あなたが親であれば、関心をもっていることが伝わると、それだけで立ち直る子どももいます。
心配する気持ちが怒りとなって子どもを叱る人がいますが、叱ると逆効果になることが多いので気をつけましょう。

子どもが万引きをするようになるきっかけは、夫婦関係など家庭内の人間関係にあることも多く、そういった場合は、ぎくしゃくした人間関係を改善することで、万引きが改善されることもあります。

万引きは、自転車泥棒、オートバイ泥棒などとともに初発型非行と呼ばれます。
この初発型非行のなかで最も多いのが万引きで、金額にすれば数百円単位の商品が対象であることも多く、軽微な犯罪ととらえられがちです。
しかし繰り返すと、しだいに規範意識がなくなり、より重大な非行へと発展していくことが多いため、十分に注意が必要です。

万引きをしたことがはっきりしたときは、万引きした理由を尋ね、万引きがなぜいけないかをきちんと説明します。
決して感情的にならず、毅然とした態度で、子どもと向き合うことが大切です。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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