甘えが強い人への対応【知っておきたい場面別傾聴アプローチ】

心理

話を聴こうと思っても、どのように対応すればよいのか困ったことはありませんか?
対応が難しい事例を取り上げて、アプローチの方法を紹介します。

【甘えが強い人への対応】

対人援助の仕事は支援方法をまちがえると、相手の甘えを強くし、依存傾向を引き出してしまう可能性があります。

<心の動き>

対人援助サービスの利用者は、多かれ少なかれ他者への依存を必要としています。
ですから、対人援助サービスは、依存心がまったくなければ成立しないものといえます。
こうして突きつめていくと、対人援助はサービスを提供することによって、利用者の依存的傾向を助長する可能性を秘めていることがわかります。
しかし依存が強くなるか否かは、援助者の力量によって変わるものです。

そのことに目を向けず、私たちは利用者の欲求が提供者側のサービス水準を超えると、利用者に「依存的」というレッテルを貼り、利用者のニーズを拒絶してしまうことがよくあります。

<アプローチの方法>

大きな問題を抱え、多くの手助けをしなければならない人であっても、本人が自律性をもって自己の問題に立ち向かおうとしているかぎり、援助者は手助けすることを当たり前のこととして受け止めることができます。

一方、提供するサービス量は少なくても、自分をあてにし、手助けされるのが当然という態度を示す人には、援助者はその依存的な態度にうんざりしてしまうものです。

しかし、利用者が依存的になるのは、あなたの支援方法に問題がある可能性があります。

たとえば、個別のニーズや生活リズムを無視して、提供する援助を受けるように強制した場合、援助する側に強制している意識はなくとも、利用者がほかに選択の余地がないと感じたとしたら、サービスを強制しているのと同じです。

このような一方的な援助を受けつづけていると、利用者は自尊心を奪われ生活感覚も失って、提供されるサービスの中で暮らすようになり、依存傾向を強めてしまうのです。

これを防ぐためには、援助者は利用者に対し礼節を尽くし、利用者のニーズを的確につかむ努力をしなければなりません
そして、どんなときも利用者を肯定的に受け止め、できるだけ利用者の成功体験をうながすように心がけます。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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