治療を受けたがらない人への対応【知っておきたい場面別傾聴アプローチ】

心理

話を聴こうと思っても、どのように対応すればよいのか困ったことはありませんか?
対応が難しい事例を取り上げて、アプローチの方法を紹介します。

【治療を受けたがらない人への対応】

病院嫌いの人は、いろいろな理由をつけて医者にかかるのを避けようとします。
しかし、診断が遅れていいことは何一つありません。

<心の動き>

体調が悪くても、「仕事が忙しい」「他人に迷惑をかけたくない」などの理由をつけて、なかなか病院へ行きたがらない人がいます。

実際に仕事を休むと他人に迷惑をかけてしまうような職場環境に置かれていることもありますが、他人に迷惑をかけることを気にする責任感の強い人は、自分が倒れたらもっとまわりに迷惑をかけると考え、時間をつくって受診しようとするものです。

ですから、なかなか治療を受けようとしない原因を突きつめていくと、医者に対して不信感をもっている、あるいは医者が怖くて逃げているなどといった理由が考えられます。

前者の場合は、過去に「医者なんか信用できない」と思うような体験をしたことがあるか、テレビやラジオなどに流れてくる医療ミスのニュースを聞いて「医者を信用するとひどいめにあう」と思い込んでいるといったケースが考えられます。

後者の場合は、病気そのものに対する恐怖があり、自分が病気であることを認めたくないために、病院で受診するのを拒否するのでしょう。
幼児期に歯医者などで受けた治療の痛みと恐怖がトラウマになっていることもあります。
このような場合、本人は治療に対する有効性は理解していますが、自分の病気に向き合うことを避けようとするのです。

<アプローチの方法>

医者に対して不信感をもっていて治療を受けたがらない人には、多くの医療機関のなかから選ぶ権利は受診する人自身が握っていることを説明し安心してもらい、信頼に値する自分に合った医者を探して受診するように勧めます。

治療に対する恐怖から病院に行きたがらない人には、病気の診断を受けても、検査や治療は本人の同意を得ずに行われることはないことを説明します。
わからないことがあれば医師に質問して、わかるまで説明してもらい、納得できなければその場で決めず、いったん家にもち帰って考えてから結論を出しても大丈夫であることを伝えましょう。

また、治療が十分でないのに退院したがる入院患者もいます。
この場合は、早く社会復帰して後れを取り戻したいという焦りが動機となっていることがほとんどです。

こういった人には、よく話を聴いて焦る気持ちを汲み取ったうえで、早期退院により起こりうる結果について、自分自身で考える機会を提供すると、入院治療を続ける同意を得やすくなります。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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