適応障害のある人への対応【知っておきたい場面別傾聴アプローチ】

心理

話を聴こうと思っても、どのように対応すればよいのか困ったことはありませんか?
対応が難しい事例を取り上げて、アプローチの方法を紹介します。

【適応障害のある人への対応】

ある特定の状況が耐えがたく感じられ、気分や行動面に症状があらわれるものを適応障害といい、誰でもかかる可能性があります。

<心の動き>

適応障害の人は、ある状況下に置かれると強い不安感に襲われ、突然泣きだしたり、過剰に焦ったり心配したり、神経が過敏になったりします。
無断欠席をしたり、運転が乱暴になったり、物を壊したりといった行動がみられることもあります。

適応障害の原因はストレスです。
同じストレスを受けても、ストレスに対する感じ方は人それぞれです。
ですから、受けたストレスがその人にとって処理しきれないほど大きく、正常の範囲を逸脱して抑うつ気分や不安が強くなり、日常生活を送ることができない状態になると、適応障害と診断されます。

たとえば、仕事のストレスが原因の適応障害の場合は、会社に行こうとすると憂うつになり、緊張して手が震えたり汗をかいたりといった症状を呈します。
しかしストレスの原因から解放される休日になると、気分が楽にになり趣味を楽しむ余裕ができたりするのが特徴です。
この点がうつ病と異なるところで、うつ病は多くの場合、環境が変わっても憂うつな気分が持続し、何事にも興味がなくなったり、食欲の低下や睡眠障害がみられたりするのです。

<アプローチの方法>

適応障害は、真面目で責任感が強く、つい無理をしてしまう人、失敗を恐れる人、他人の評価を気にする人など、気づかないうちにストレスを溜め込んでしまうタイプの人がかかりやすい心の病です。

適応障害の人に対して、「何かあったの?」と尋ねてはいけません
原因を問われて答えられる人であれば、適応障害になるほどのストレスを溜め込むことはないからです。
原因がわかっていても、適応障害の人はそれを自分の責任だと感じているため、決して人に話そうとはしません。
原因を問えば問うほど、相手を責めることになってしまいます。

また、頑張って無理をした結果、適応障害になってしまったのですから、「頑張れ!」と声をかけるのも不適切です

適応障害の人は、原因となっているストレスがなくなればある程度元気になるため、自分の好きなことだけやってイヤなことはやらないわがままな人間だと誤解されることもしばしばあります。
温かく見守り、本人が話したいと思ったときにいつでも相談できるような雰囲気をつくっておくことが大切です。

適応障害は、ストレスの原因を取り除くことで症状は改善します
原因を除去できないような場合には、心理カウンセリングなどを受けて、ストレスに対する適応力を高めることも有効な治療方法です。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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