体の痛みを訴える人への対応【知っておきたい場面別傾聴アプローチ】

心理

話を聴こうと思っても、どのように対応すればよいのか困ったことはありませんか?
対応が難しい事例を取り上げて、アプローチの方法を紹介します。

【体の痛みを訴える人への対応】

体の痛みは本人にしかわからないもので、痛みを訴えられても原因が特定できない場合は実体が把握できず、対応に困るものです。

<心の動き>

体のどこかが痛いという訴えは、原因がわからないと、つい「本当に痛いの?」と疑いのまなざしを向けてしまいがちです。

しかし、痛みは身体的な要因によるとはかぎらず、心理的なものによることもあります。
とくに慢性的に痛みを訴える場合は、心理的要因が影響することが多いといわれています。

痛みに関与する心理的な要因として、まずあげられるのが、暗示や注意の集中、予期不安などの単純な心理的メカニズムによるものです。

保護や援助を受けたいという依存欲求が痛みの原因となることもあります。
敵意や攻撃衝動の抑圧、罪悪感、同一視、疾病への逃避などによって痛みを感じることもあります。
不安や緊張状態が強いときには、痛みを感じやすくなります。

また、体の痛みがうつのサインであることもあります。
うつによるものは、首や肩の痛みやしびれ、頭痛などの訴えが多く見られます。

<アプローチの方法>

心因的要因による体の痛みは、どこにどれくらいのダメージがあるのかをなかなか把握することができません。
そのため、「痛いと言っているけど、きっと気のせいにちがいない」と考えてしまいがちです。

しかし、痛みとはそもそも主観的なものですから、虚偽の訴えをしようという意図がないかぎり、本人が「痛い」と言えば痛いのであって、すべてが本物の痛みです

欲求は無意識に働くものですから、たとえ依存欲求による痛みであっても、その人が表現するとおりの痛みは存在するため、きちんと対応しなければなりません。

体の痛みが疾病によるものではないことが明らかな場合は、相手の悩みによく耳を傾けるだけで改善されることがあります。

心理的要因によって体に痛みを感じる人は、他人との間に生じる摩擦に悩み、その気持ちを隠したまま社会に適応しようと頑張って、心をすり減らし、不安や緊張を溜め込んでいます。
あなたが話し手をあるがままに受け止めて話を聴けば、話し手は自分を守る必要がなくなり、ネガティブな感情も安心して話すことができるようになります。
すると心の緊張が解け、体の痛みも薄らいでいくのです。

ただし身体的要因であれ心理的要因であれ、体の痛みの原因として疾病が疑われるときは、専門家の診断を受けるように勧めます

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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