社会復帰のタイミング【うつ病の再発予防と社会復帰】

うつ病

【「慣らし運転」からはじめて徐々にレベルアップしていく】

治療が順調に進み、いわゆる「回復期」に入ると、会社員であれば、そろそろ会社に復帰するかどうかを検討します。
ただし、本人がいかに早い復帰を望んでも、タイミングをまちがうと、復帰してもすぐ再発する心配があります。
うつ病の場合、完全に回復したかどうかの見きわめは非常にむずかしいので、主治医は患者さんの回復の状態を見ながら、慎重に復帰のタイミングを判断します。

主治医の許可も出て、復帰のメドが立ったら、患者さんと職場の上司、人事担当者、家族とよく話し合って(必要なら主治医も同席)、復帰の準備を進めますが、ここで大切なことは、患者さんが無理なく復帰できるような環境をととのえることです。
また、復職にあたっては、本人の「意欲」があることが大前提です。

スムーズに社会復帰するためのポイントを次にあげてみましょう。

●最初は「リハビリ出勤」から…復帰当初は、週に2日くらい、1日4時間程度の短縮勤務にしてもらい、仕事自体も自分のペースで進められる軽めのものにしてもらいましょう。
職場に復帰すると、ついがんばりすぎてしまいますが、くれぐれもゆっくりと時間をかけて適応していくことが大切です。
大体、1ヵ月くらいをメドに普通の通勤のペースに戻すと考えればよいでしょう。

●もとの職場に固執しない…発症の「きっかけ」が上司や同僚との人間関係にあった場合は、ほかの部署への異動を考える必要があります。
ただし、新しい職場が本人が望まない部署の場合にはかえって落ち込む原因となりますので、本人とよく話し合うことが大切です。

●復帰してもあせらないこと…たとえば3ヵ月休養した人の場合、完全にもとに戻るのは、やはり同じくらいの時間がかかります。
少しずつ仕事をもとのペースに戻していったとしても、なかなか完全にはもとに戻らないものです。
あせらずに、ゆっくり仕事に慣れていくことが大切です。
再発がもっとも多いのは、復職後1ヵ月以内です。
せっかく復職しても、再発したら「元の木阿弥」ですので、あせりは禁物です。

【復職しても薬は飲みつづける】

なお、薬については、主治医の指示に従って、主治医の許可が出るまでつづける必要があります。
また、復職後も、定期的な通院はつづけるようにしましょう。

★Point
●最初は「慣らし運転」から。復帰のタイミングをまちがうと再発することも
●人間関係が原因で発症した場合は、慎重に職場復帰の仕方を検討する
●復帰してもあせりは禁物。少しずつレベルアップしていくことが大切

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

心理カウンセリングルーム ナチュラリー. では、「来訪・訪問カウンセリング」、及び、電話・ビデオ通話・メールによる「ネットカウンセリング」と、豊富なメニューを揃えております。
遠方の方におかれましても、どんなお悩みでも、どうぞお気軽にお問い合わせ下さいませ。

●来訪・訪問カウンセリング http://mental-naturally.com/visit/
●ネットカウンセリング   http://mental-naturally.com/internet/

コメント