攻撃的な言葉を発する人への対応【知っておきたい場面別傾聴アプローチ】

心理

話を聴こうと思っても、どのように対応すればよいのか困ったことはありませんか?
対応が難しい事例を取り上げて、アプローチの方法を紹介します。

【攻撃的な言葉を発する人への対応】

言葉が乱暴な人に対応するのは、誰でもイヤなものです。
でも、攻撃的になる心理がわかると、かかわり方も変化するはずです。

<心の動き>

自分の気持ちを表現するのが苦手だったり、怒りや悲しみなどの感情をコントロールできなかったりする人は、他人とのコミュニケーションがうまくいかず、自分に対しても相手に対してもいらだちを感じています。

また、自分は誰にも受け止めてもらえないという不満が続くと、不安や緊張が高くなり、気持ちとはまったく逆の感情が表出することもあります。

こうして、自分の気持ちを他人にうまく伝えることができないという経験を繰り返していると、しだいに孤立し自己肯定感が低くなって、自己嫌悪が募っていきます。
すると、そんな自分を見られたくない、自分を守りたいという防衛心が働き、攻撃的な言葉や行動でしか、自分をあらわすことができなくなってしまうのです。

<アプローチの方法>

まずは、攻撃的な言葉や行動の源泉となっている相手の心をよく知ることが大切です。
その人が置かれている状況や特性についても把握しましょう。

攻撃的な言動は、わかってもらいたいという気持ちのあらわれであることが多く、あなたが自分のことをどう思っているかということに、とても敏感です。
そのため、あなたの気持ちを探ろうと関心のないそぶりをしてみたり、試し行動をとってあなたの様子を観察してみたりするのです。

おまけに、他者に対する評価を良いか悪いかの二分化思考で考えるクセがあります
このタイプの人は、出来事により態度が大きく変化するため、相手の態度に振りまわされることのないよう、十分に注意が必要です。
他者とかかわることに強い緊張を感じていることから、会話が成り立たないようなこともあります。
焦らず、時間をかけて関係を築いていきましょう
また、攻撃的な言葉や態度は生まれもった性格によるものだと、本人が勘違いしていることもあります。

いずれの場合も、攻撃的な言動に対して「本当は優しいのにね」などといった言葉をかけると、「相手に弱みを見透かされた」と受け取られてしまう可能性があるので注意します。

こんなときこそ、以前ブログで紹介した傾聴の基本を思い出しましょう。
高飛車な言葉であれ、荒々しい言葉であれ、不機嫌な言葉であれ、それらの言葉に一心に耳を傾け、その人の世界をあたかも自分のことのように感じ取り、共感することが重要です。

他者から理解され心の充足が得られると、話し手は自らの攻撃性について内省するようになり、その言動の底にある悲しみやいらだち、不安に気づき、攻撃的な言動は弱まっていくものなのです。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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