ストレスをためない工夫② 悪玉ストレスを減らす【うつ病の再発予防と社会復帰】 

うつ病

【ストレスをコントロールする3つの方法】

適度なストレスは、人間が生きていく上でのエネルギー源となりますが、過度のストレス(悪玉ストレス)は、心身に悪影響をあたえ、うつ病をはじめ、さまざまな心の病気の原因となります。

うつ病の再発を防ぐためには、日常生活でいかにストレスをため込まずに、そして上手にストレスをコントロール(解消)していくかがポイントとなります。

ストレスをコントロールするには、主に次の3つの方法があります。

①ストレスの要因を減らす
②ストレスに対する耐性を高める
③ストレスを上手に解消する

まず、ここでは①について述べましょう。

【避けられるストレスを減らす】

ストレスには、避けることができないストレスと、努力すれば避けることができるストレスがあります。
前者には、配偶者の死や本人の病気やケガなどがあり、後者には人間関係のトラブルや仕事による過労などがあります。

大切なのは、後者の「努力すれば避けることができる」ストレスをいかに減らすかです。
特に、人間関係が原因のストレスを減らすことは非常に重要です。
そのためには、コミュニケーション能力や、自己表現(アサーション)の技術を高めることが役立ちます。
人間関係でストレスをためないためには、とりわけ次の2つを心がけましょう。

●伝えたいことを率直に表現する…できないことはできないと、はっきり伝えましょう。「がまん」はストレスをためます。
●自分の正直な気持ちを誠実に表現する…「こうあるべき」「こうしなければならない」という考えにとらわれずに、自分の気持ちと正直に向き合いましょう。また、相手の反応をあまり気にしすぎないことも大切です。

【よい人間関係はストレスを減らす】

また、ストレスをもたらすのが人間関係なら、ストレスを解消するのもまた人間関係だ、ということを知っておくことも大切です。
現代人になぜストレスが多いかといえば、ストレスになるような人間関係ばかりが多く、ストレスを解消できるような人間関係が少ないからだともいえます。
自分の悩みを率直に打ち明けることができる家族や友人を持てば、自分一人でストレスをかかえ込まずにすみます。

【親しい人との関係が悪いとストレスがたまりやすい】

私たちは、自分を中心にして次のような性質の異なる3つの人間関係を持っています。

①配偶者や恋人、自分の親・兄弟姉妹、非常に親しい友人など、もっとも頼りになる大切な存在(重要な他者)
②ふつうの友人、親戚など、つきあいに少し距離がある人
③仕事上の人間関係など

この3つの人間関係がうまくいっている人ほど、ストレスがたまりにくく、またストレスに強い人といえます。

一方、この3つの人間関係の中で、もっとも親しい大切な存在である①の人間関係がうまくいっていない人は、大きなストレスを受けやすく、それがうつ病を引き起こす原因になることもあります。

うつ病を防ぐという意味でも、また大きなストレスをかかえ込まないためにも、①の「重要な他者」と常にコミュニケーションをはかり、親密な関係に保つことが大切です。

一方、②や③との関係については、「つかず離れず」の、ほどほどの距離をとることが必要かもしれません。

★Point
●人間関係のトラブルなど、努力すれば避けられるストレスは極力避ける
●ストレスを減らすには、よい人間関係を築くことも重要
●特に親や親しい友人など「重要な他者」との関係を良好に保つことが大切

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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