うつ病は再発しやすい【うつ病の再発予防と社会復帰】

うつ病

【再発しやすい病気だが心配しすぎない】

うつ病は適切な治療を受ければ治る病気ですが、残念ながら再発しやすい病気でもあるということは知っておく必要があります。

統計によれば、はじめてうつ病になった人のうち50~60%は再発をするといわれています。
さらに、2回目にうつ病を発症した人の再発率は約75%、3回以上の場合は約90%というデータがあります。
つまり、うつ病は再発をくり返せばくり返すほど再々発の確率が高くなり、また症状も重症化しやすいといわれています。

この数字をどう考えるかですが、うつ病が再発しやすい病気であることはまちがいないにしても、はじめてうつ病になった人の約半分は、生涯、再発することなく過ごすことができるのです。
そういう意味では、あまり深刻に再発の心配をしすぎないほうがよいでしょう。

ただし、日ごろから再発予防に努めることがきわめて大切なことはいうまでもありません。

【再発しやすいのはどういう場合か】

それでは、どのような場合にうつ病は再発しやすいのでしょうか。
●不十分な薬物療法
うつ病の場合、いったんよくなっても、再発を予防するために、一定期間薬を飲みつづける必要があります。
「よくなったのだから、薬はもういいだろう」と勝手に判断してやめてしまうと、また再発するおそれがあります。
薬は、主治医が「やめてもよい」というまでしっかり飲みつづけることが大切です。

●環境の急激な変化
親しい人との死別や離別、失恋や結婚、就職、人事異動、引っ越しなど、自分を取り巻く環境の変化は、うつ病になる要因の一つであると同時に、再発の引き金ともなります。

●早すぎる職場復帰
十分に体力や精神力が回復しないまま職場に復帰すると、再発の危険が高くなります。
うつ病になった原因が職場の人間関係にあった場合にはなおさらです。

●無理をする
治ったと思い、ついがんばって仕事をしてしまう人も多いようです。
しかし、休んでいた分の遅れを取り戻そうと働きすぎてしまうと、疲労がたまり、再発しやすくなります。

うつ病再発のリスク因子

不十分な薬物療法(患者側の要因)
不適切な薬物療法(医師側の要因)
環境の急激な変化
生活リズムの乱れ
社会的支援のとぼしさ、経済的困窮
リハビリ不足、早すぎる社会復帰  など

<MEMO>
寛解・再燃・再発

うつ病の場合、治療によって、病気になる前の正常状態に戻ることを「寛解」といいます。
そして、寛解状態が16~20週以上つづいた状態を「回復」といいます。

うつ病の場合は、一度によくなることはなく、一進一退をくり返しながら回復していきますが、回復までの間にうつ状態が悪化することを「再燃」、いったん回復したあとで再び症状が出てくることを「再発」といいます。

★Point
●はじめてうつ病になった人の50~60%は再発する
●薬を途中でやめると再発しやすくなる
●環境の急激な変化、生活リズムの乱れも再発リスクを高める

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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