失敗したらおしまいなの?【思いこみや妄想癖を修正!】

心の持ち方

以前すりこみの話をしましたが、「失敗してはいけない」というすりこみもまた強力です。
「完璧な人はいない」ということを否定する人はいないでしょう。
「失敗しない人はいない」ということも、おそらく誰も反対しないと思います。
それなのに、自分に関しては「完璧でなければならない」「失敗してはいけない」と頑なに思いこんでしまうのはなぜでしょう。
「もし失敗したらどうなってしまうと思っていますか」
「何を恐れていますか」

たびたびカウンセリングでもお聞きすることですが、明確な答えが返ってくることは滅多にありません。
時々あるのは、「嫌われたくない」「嫌われたらおしまい」というもの。
でも、何がおしまいなのでしょう。
嫌われて人生がおしまいになるとしたら、私などとっくの昔にこの世から消えているでしょうし、命がいくつあっても足りません。

嫌われることも失敗と同じように、生きていくうえで避けられないものです。
例えば、どんなに雨の日が嫌いでも、完全に雨を避けては生きていけないのと同じようなものです。
それを避けようとすれば、日常生活がままならなくなるでしょう。

成功した人は、よく、数え切れないほどの失敗があってこそ今の成功があると言います。
成功するには失敗して学習する経験が必要だという話もよく聞きます。
私もまったく同感です。
失敗は致命傷にはなりません。
生きているかぎり、必ず挽回できます。

悩んでいる人は、頭で考えすぎて、失敗を恐れるがために肝心の行動にいたらず、結局現状が変わらないまま、動けない自分を責め、どんどん自信がなくなるという悪循環に陥りやすいものです。

今まで何か失敗をして大きな挫折を味わったことがトラウマになっていると、もう二度と失敗したくないと思うこともあるでしょう。
その場合は、専門家にトラウマケアをしてもらったほうがいいかもしれません。
しかし、どんなにつらい失敗の経験があるとしても、今こうして生きているということは、死なずになんとか乗り越えてきたということです。
どうかその自分の力を信じてあげてください。

反対に、失敗の経験がないから怖いという人は、失敗してもたいしたことがなさそうなことからチャレンジしていくといいでしょう。
とにかく経験値をあげることが大切です。

★失敗しても大丈夫。怖いのは失敗ではなく、動かないことと、失敗から何も学ばないこと。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史