何かにつけ罪悪感を感じる【本当の自信を身につける】

心の持ち方

仕事で何かトラブルが起こったり、誰かが不機嫌そうにしていたりすると、つい「自分が何かやってしまったんじゃないか」、「自分が悪いんじゃないか」と思ってしまい、自分とは関係ないとわかってもずっと気になってしまう、果ては「悪いことはすべて自分の責任ではないか」と思ってしまうのは、責任感が強いのを通りすぎ、責任への過剰反応です。

罪悪感のもとになっているのは、「自分には価値がなく人に迷惑をかけるだけの罪深い存在だから、しあわせになってはいけないのだ」という思いこみです。

そのため、例えば楽しい思いをしたり、美味しいものを食べたり、のんびりした気分を味わったりするのもどこか後ろめたい気がしてしまうこともあります。
家事をしなかったり、プライベートの時間をだらだら過ごしてしまったりしたときなどは、「やっぱり私は価値がない存在だ」と罪悪感で自分を責めることでしょう。

おそらく、大人になるまでに、直接もしくは間接的に、自分は幸せになってはいけないというイメージを受けとってきたのでしょう。
子供の頃に親や友達に受け入れられたという実感がないと、なかなか自分の価値を感じられないものです。
当時は、彼らが世界のほぼすべてだったからです。
しかし、大人になった今は、彼らとは別の世界をもち、彼らの評価や承認や援助がなくても自分を養って生きていけます。
だから、彼らのメッセージをいつまでも守ることはありません。

あなたには幸せになる権利があります。
あなたが幸せになることに誰の許可もいりません。
もうみんなの責任を背負い込まなくていいし、もうそんなに遠慮しなくていいんです。

それに、実はあなたが他人の責任をとってしまうと、本来責任をとるべき人が責任をとる機会をうばうことになるのです。
あなたが責任をとってくれるので、自分は責任がないと勘違いしてしまう人がでてきてしまうのです。

あなたのまわりに、あなたに責任を押しつけてくる人はいませんか。
もしかしたら、あなたの罪悪感がそういう人を生んでいるのかもしれません。

つまり、罪悪感によって事態が改善することはないということです。
ただあなたの気持ちが落ちこむだけで、結局は誰も責任をとらなくなるとしたら、罪悪感とはむしろ有害なものだと言ってもいいでしょう。

また、少し厳しく言えば、罪悪感というのは実は「しない」「できない」ことの体のいい言い訳です。
自信のない人、責任がとれない人、依存的な人は責任回避のために言い訳や前置きをする傾向がありますが、罪悪感はその一つです。
「したくないからしない」「力がないからできない」と自分の意思や能力を認められれば自分を責める必要はなくなるのに、認められないがために「罪悪感」という言葉を使って自分を責め、なんとなく責任をとった気になっているのです。

しかし、実際は何の責任もとっていないし、何も改善していません。
あなたにも何か心当たりはありませんか。
私もかつて何かというと罪悪感を覚え、そんな自分を謙虚でいい人間だと勘違いしていました。
しかし、罪悪感は何も生まないどころか現実逃避だということを知って愕然とし、罪悪感を手放すことができました。

ではどうやって罪悪感を手放すのかというと、「私が悪いのでは」と思うたびに、「本当に私が悪いのだろうか」と客観的に状況を見て、冷静に判断します。
そして、「悪くない」あるいは「悪いとは言い切れない」と思えば、「そんなふうに責任を感じなくていいよ」と自分に言い聞かせてあげるようにします。

例えば、仕事のトラブルに実際に関わっていなければ「私の責任ではない」、誰かが不機嫌になっていても「不機嫌になるのはその人の自由。私のせいではない」、楽しむことに後ろめたさを覚えるときは「楽しんでも誰にも迷惑をかけたりしない」、時間をムダにしてしまう自分を責めてしまうときは「私の時間は私の自由。好きに過ごしても何も悪くない」などと、自分に言ってあげましょう。

よく、罪悪感がなくなると反省しなくなって、怠け者か傲慢な人間になるんじゃないかという不安を聞きますが、罪悪感がなくても反省はできますし、傲慢にもならずにいられます。
むしろ、罪悪感がないほうが、冷静に状況を把握でき、反省や学習も効率的にできる気がします。
少なくとも私自身に関しては、何も不都合はありません。
私は罪悪感を手放せて本当に幸せです。

★「私は幸せになってもいい」と自分に許可を出して、不要な罪悪感を手放しましょう。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史