衝動的な行動をしたら【パニック障害・家族や周囲の人は患者さんをどう支えるか】

パニック障害

【衝動的な行動をしたら】

パニック障害の人は、長い間、不安や恐怖にさらされてきたことへの反動として、突拍子もない行動をすることがあります。
それは、激しい精神的ストレスに対する、患者さんなりの「解消法」という面もあります。

ある男性患者は、突然大トカゲを飼いはじめました。
これをきっかけに、彼は次々と爬虫類を購入。
家の庭に動物舎までつくってしまいました。

買い物に走る患者さんもかなりいます。
ものを買うことの快感、買ったものを手元に置いて所有物にする満足感、買い物へ出かけるときの気分転換など、買い物によって患者さんにはさまざまな高揚感が生まれ、それが不安解消になるのです。

ある女性患者は、ギャンブルに走って、家庭で一騒動になりました。
その女性は行動療法で広場恐怖症を克服し、はじめて訪れた場所が競馬場でした。
そこで競馬の楽しさにめざめ、半年で数百万円をすってしまったのです。

これらは不安状態への反動的な行動ですから、多くは一過性のものです。
経済的な問題が生じた場合など、家族は対応に追われ大変ですが、やがておさまります。
危険行為に注意しながら、冷静に見守っていく姿勢が求められます。

ただし、一つだけ注意しなければならないことがあります。
衝動的な行動をする患者さんには、「双極性障害」が併発している場合があるのです。
双極性障害は、躁状態とうつ状態をくり返す病気ですが、躁状態のときに危険をかえりみない行動をすることがあります。
米国の統計では、パニック障害にうつ病が併発すると、その4分の1は双極性障害の可能性があると報告されています。
激しく動きまわる(過活動)、感情のアップダウンが激しい、といった症状が見られたら、医師に相談する必要があります。

■衝動的な行動への対処

ほとんどは一過性のものなので、危険行為に注意をしながら見守る
経済的なトラブルには、あらかじめ対処も必要。お金の管理は家族がする
双極性障害を併発している可能性を感じたら、医師に相談する

奈良 心理カウンセリングルーム
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