患者さんが突然キレたら【パニック障害・家族や周囲の人は患者さんをどう支えるか】

パニック障害

【患者さんが突然キレたら】

家族からすれば「そんなささいなことで」と思うようなことに、患者さんが並はずれて激しい反応をすることがあります。
ある男性患者は、近所の赤ちゃんの泣き声を聞いて、「虐待されている」と思い込み、保健所に通報しました。
パニック障害では、自他の区別が不明確になることがあり、他人のことでも「人のことだから」と割りきれないのです。
このことを理解しない患者さんの家族は、「よその家のことなのに、差し出がましい」となじってしまいました。
男性患者は、怒りが爆発して大声をあげ、家族もそれを受けていい返す……結局、大げんかとなり、男性患者は電話線を引きちぎって大暴れしました。

家族は、患者さんがどんなことで怒り発作を起こすのか学ぶ必要があります。
わけもなく怒り出すこともありますが、そういう場合は、同じ土俵に立っていい返したりしてはいけません。
そっと嵐が過ぎ去るのを待つのです。
激情は、長くはつづきません。

患者さんは怒り発作がおさまると、「ばかなことをした」「申しわけないことをした」と激しい自己嫌悪におちいり、うつ状態になる人もいます。
また、人によっては、自分の行動をまったく覚えていない場合もあります。

覚えていない患者さんには、「このようなことをした」と、批判を加えずに事実だけを知らせてあげるのがよいでしょう。
すでに十分反省している人には、少し時間を置き、「心配したよ」といってあげるのもよいでしょう。
ただし、過去の行動に触れることで新たな傷をつくると思われる場合は、そっとしておきます。

■怒り発作への対処

発作のときは、説得しても通じないことを知る
相手が興奮しているときには、興奮で返さない
しばらくしたらおさまるので、落ち着いて待つ
暴力をふるいそうになったら、安全な場所へ逃げる
怒り発作がつづくような場合は、医師に相談する

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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