薬物療法⑤ 薬の服用にあたっての注意点【うつ病はどう治す?】

うつ病

【薬は処方通りに飲むことが原則】

抗うつ薬は、薬が効いてくるまでにある程度時間がかかります。
また、副作用もあります。
そのため、「薬を飲んでも全然効いてこない」「なるべく薬に頼りたくない」と思い、勝手に薬をやめたり、飲む回数を減らしたり、薬の量を少なくするといった調整を自分でしてしまう人がいますが、これでは治るものも治らなくなりますので、絶対にやめましょう。

医師は、薬の効果や副作用などを見ながら治療方針を決めていきますので、患者さんが勝手に薬をやめたり量を調節していると、薬の効果がなくなるばかりでなく、のちのちの治療方針にも狂いが生じてしまいます。

また、逆に、早く治りたいから、あるいは効果がないからと、薬を決められた量より多めに飲むことも、大変に危険なのでやめましょう。

出された薬は、きちんと処方通りに飲むことが原則です。

【飲み忘れたら気づいた時点で飲む】

薬を飲み忘れたら、気づいた時点で飲んでさしつかえありません。
その場合は、その後の薬を少し時間をあけて飲むようにします。
1日3回飲む薬なら、3~4時間くらいあけます。
もし、次に飲む時間が近づいていたら、1回飲むのを飛ばしてもかまいません。

やってはいけないのは、1回飲み忘れたからといって、2回分をまとめて飲むことです。
薬は必ず、1回分ずつ服用することが原則です。

また、「食後」に服用、と説明書に書いてあるので、食事を抜いた場合は薬が飲めないと思っている人がいますが、食事の有無にかかわらず、薬は必ず飲むようにします。
食事をとっていなくても、多めの水や白湯、牛乳などで、決められた時間に飲むようにしましょう。

抗うつ薬の場合、飲む時間より、1日にどのくらいの量を服用したかのほうが重要なのです。
抗うつ薬は、一定の血中濃度を保ってはじめて効果があらわれる薬だからです。

どうしても薬を飲むのを忘れがちになるという人は、医師と相談の上、1日1~2回ですむ薬にかえてもらう方法もあります。

また、家族がいる場合は、できれば薬の管理を家族にお願いできれば理想的です。
飲み忘れを防げますし、また薬の受け渡しを通して、患者さんに家族もいっしょに治療に参加しているというメッセージを伝えられます。

【副作用がつらいときは主治医に相談を】

抗うつ薬は、薬の効果よりも副作用のほうが早くあらわれます。
このことを知っておかないと、「つらい副作用ばかりで、少しも効いてこない」と思って服用をやめてしまうことになりかねません。

副作用がひどくてがまんできないときは、遠慮せずに主治医に相談して、薬の量を減らすか、あるいは薬の種類をかえる、副作用をやわらげる薬を加える、などの対策を考えてもらいましょう。

【抗うつ薬には飲み合わせの悪い薬がある】

薬を飲んでいるときに、カゼなどほかの病気にかかったような場合は、勝手に市販薬などを飲まずに、必ず事前に主治医に相談してください。
抗うつ薬には飲み合わせの悪い薬があるためです。
また、ほかの薬をすでに飲んでいる場合も、必ず主治医に報告してください。

サプリメントや漢方薬などを飲む場合も同様です。

★Point
●薬は医師の処方通りに飲むことが大切。絶対に勝手にやめたりしてはいけない
●薬は必ず1回分ずつ飲む。忘れたからと2回分まとめて飲むのは厳禁
●副作用がつらいときは遠慮なく主治医に相談して対策を考えてもらう

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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