薬物療法④ 薬物による治療の基本方針【うつ病はどう治す?】

うつ病

【初期の抗うつ薬は「単剤処方」が原則】

うつ病の初期の治療方針としては、軽症あるいは中等症のうつ病の場合、第一選択薬は抗うつ薬のSSRI、またはSNRIとなります。
ただし、以前に治療を受けたときに効果が認められた三環系または四環系の抗うつ薬があれば、それを第一選択薬として使う場合もあります。

抗うつ薬の投与にあたっては、多少の副作用があっても、はじめから十分な量を使い、早くうつ症状を改善させることが重要です
うつ病は、不安、不眠、食欲不振、全身倦怠感などさまざまな症状があらわれますが、中核のうつ症状が改善すれば、それらの諸症状も軽減されます。

また、初診の段階から数種類以上の薬を出さないことも大切です。

はじめから複数の薬を出しては、どの薬が効いて、どの薬が副作用を生じさせているのか特定できなくなるので、初期の抗うつ薬投与は「単剤処方が原則」です。
日本ではまだまだ根拠のない多剤併用が見られますが、治療効果や副作用のおそれといった面からも問題です。

ただし、「どうしても眠れない」というケースでは睡眠薬を加えることもあります。
また、治療経過中に患者さんが不安を訴えるようなとき、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬を併用する場合もありますが、はじめから安易に、「抗うつ薬+<睡眠薬+抗不安薬>」というセットで処方するのは避けるべきでしょう。

それでも症状が改善しない場合には、同じ薬を増量して経過を見るか、あるいは薬の種類を変更して効果を検証しながら治療していきます。

★Point
●抗うつ薬は最初から十分な量を使い、早くうつ症状を改善させることが重要
●初期の抗うつ薬投与は、1種類の抗うつ薬を使う「単剤処方」が原則
●ケースによっては睡眠薬や抗不安薬を補助的に併用する場合もある

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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