不安なとき「助け」になるもの【パニック障害・回復に近づくための日常生活のケア】

パニック障害

【行動するための元気をつけてくれる】

パニック障害の患者さんは、それぞれ自分なりの不安や恐怖への対処法を持っているようです。
いくつかのタイプを見てみましょう。

万が一にそなえる

電車などに乗ったときは、必ずドアの近くに立ち、席にはすわりません。
いざというときにすぐ逃げられる態勢をとります。

また、外出のときは発作にそなえ、自分を「精神的・身体的に支えてくれるもの」を持ちます。
杖、傘、身分証明書……特に、頓服は行動療法を行うときには欠かせないものになります。

周囲に気づかう

患者さんの中には、自分の不安が周囲に伝わることで、迷惑をかけたくない、恥をかきたくない、という思いから、サングラスをかけたり、日中ではなく夜に外出する人がいます。
周囲の視線が気にならなくなり、気持ちが落ち着きます。

気をまぎらす

自分がリラックスできることをしたり、気がまぎれるものを持ったりといった方法は、その人なりの工夫ができ、楽しみもプラスできます。

●ペットボトルや飴を持つ(不安や恐怖を感じると、喉はからからになります。水分や糖分の補給は、ストレスをやわらげてくれます)。

●音楽を聴きながら行動する(好きな音楽に集中するので、不安がまぎれます)。

●好きな香りをしみ込ませたハンカチを持ち、不安なときにかぐ(香りには、心と体を緊張からといたり、癒す効果があります)。

おまじない

●「だいじょうぶ」「きっと打ち勝てる」「こんなことでは死なない」「落ち着いて落ち着いて」……不安なときは、元気になれる言葉をとなえます。
自分の名前を呼んでもよいでしょう。
自分の客観的状況が見えてきます。

●家族の写真を持つ(いっしょに行動しないときのお守りがわりになります)。

これらの方法は、広い意味での精神療法といえます。
うまく不安を解消して、行動力を少しずつ高めていきましょう。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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