うつ病と診断されたら-②【うつ病になってしまったら?】

うつ病

【治療の必要性を理解し、医師を信頼する】

前にも述べましたが、特に「心の病気」の場合、医師と患者との間に信頼関係があるかどうかは、治療効果を左右するほど重要なポイントです。

うつ病は、決して薬だけで治る病気ではありません
通常の診察における医師と患者の何げない話し合いも、実は重要な治療の一環なのです。

どんな人間関係もそうですが、信頼関係は、一度くらいの診察で築けるものではありません。
何度か通いながら、少しずつ信頼関係を築いていくものです。

その意味でも、治療の必要性を十分に理解した上で、ある程度腰をすえて、じっくりと治療を受ける覚悟が必要です。

【重大な決定は先延ばしにする】

うつ病になると、どうしても正常な判断力や決断力を下すことがむずかしくなります。
退職や退学、引っ越し、結婚、離婚などの重要なことは、自分で勝手に結論を出さないで、とにかくいったん先延ばしにしましょう。

まずは治療に専念し、病気が治ってからそうした問題を考えても遅くはありません。

周囲の人も、本人があせって結論を出さないように注意深く見守ってあげることが必要です。

【遠慮しないでまわりの人の協力をあおぐ】

うつ病になる人は、まじめで責任感が強い人が多いので、どうしても人に頼まず、何でも自分でやろうとする傾向があります。
しかし、治療を受けている間は、自分でやるのは最低限のことにして、あとは遠慮なく、家族や友人たちの協力や援助をお願いするようにしましょう。

うつ病を治すためには、十分な休息・休養が不可欠です。
まずは身も心もゆっくりと休めることが、治療の第一歩です。
「こんなに忙しいときに休んでなどいられない」とか「休んだらみんなに迷惑をかけてしまう」などと思わずに、いまはとにかく「休むことが仕事」だと思って、休むことに罪悪感を持つことなく、割りきることが大切です。

【薬を自分で勝手に調整しない】

治療をスムーズに進めるためには、医師の指示をきちんと守ることが大切です。
副作用が強いからと、薬を勝手にやめてしまったり、逆にあまり効かないからと量をふやしたりすることは、絶対にやってはいけません。
医師は、患者さんが指示通りに飲んでいることを前提に、その効き具合を見て、さじ加減を調整していますので、患者さんが勝手に飲む量を加減してしまうと、治るものも治らなくなってしまうだけでなく、病気が長引き、悪化してしまう危険性もあります。

もし、副作用が強かったり、あまり薬が効いていないと感じたら、遠慮なく医師に相談するようにしましょう。

★Point
●うつ病と診断されても決して自分を責めないこと
●必ず治ると信じ、あせらずに気長に治療に取り組むことが大切
●一人で治そうとしないで、周囲の協力を得ながらとにかく治療に専念する

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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