ストレスがあたえる影響-②【うつ病はどうして起こる?】

うつ病

【慢性期のストレス症状】

ほとんどの人は、それほどストレスがかかっているという自覚のないまま、いつのまにか心の疲れがとれ、体の症状も改善されますが、そのまま疲労が蓄積していくと、体調はしだいに悪くなっていきます。慢性期のストレス症状には、次のようなものがあります。

●なかなか疲れがとれない
●何かするとすぐに疲れる
●おなかが張ったり、下痢や便秘がよくある
●少しのことでイライラしたり腹が立ったりする
●人と会うのがおっくうになる
●仕事をする気が起きない
●歯ぐきがはれる
●口の中が荒れたり、ただれたりすることがよくある
●最近体重が減った
●深夜によく目が覚める
●好きなものでもあまり食べる気がしない

慢性期にあらわれる症状は、ストレスによって心と体が大きな重圧を受け、心身の余裕がなくなっていることを示しています。
信号でいえば、赤信号の状態です。

【うつ病になる人はストレスを感じにくい】

ふだんから、自分がストレス過剰になったときに起こる変化を知っていると、それが目安となって、少しストレスがたまっていると感じたら、上手に対処することもできます。

ところが、「まじめできちょうめん」なタイプや「内向的でおとなしい」タイプの人は、自分がストレスにさらされていることに気がつかない場合があります。
また、非常に活動的で競争心の強い「タイプA行動型」といわれる人は、自分にストレスがかかっていることを認めたがらない傾向があります。

その結果、ストレスがどんどん蓄積されて、やがてうつ病を発症することになるので、注意が必要です。

ストレスとストレッサー

ストレスとは、もともとは機械工学や物理の分野からきた言葉で、外からの刺激や圧力で物体がゆがんだ状態をいいます。
この概念を医学に持ち込んで発展させたのは、カナダの生理学者、ハンス・セリエです。

私たちの体も、外部からの強い刺激を受けると、何らかの変化が起こるという理論で、その刺激を「ストレッサー」と呼び、それによってもたらされる心身の変化を「ストレス」と呼んでいますが、一般的に両者を含めてストレスと呼ぶことが多いようです。

ストレッサーとして考えられるものには、音や寒暖、細菌などの物理的なもの、空腹、痛み、熱などの身体的なもの、人間関係、仕事、経済的なことなど社会的なものがあります。

★Point
●適度なストレスは活力の源となるが、過度なストレスはうつ病の原因となる
●特に長期間にわたってつづくストレスが心にダメージをあたえる
●うつ病になる人はストレスを感じにくいので、ストレスをためてしまう

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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