ストレスがあたえる影響-①【うつ病はどうして起こる?】

うつ病

【ストレス反応には3つの段階がある】

適度なストレスは、人間が活動するときのエネルギー源となりますが、あまりに強すぎると、心に変調をもたらし、うつ病を引き起こす原因となります。
特に、一時的な強いストレスよりも、長時間にわたってつづくストレスが、心に悪影響をあたえるといわれます。

それでは、ストレスを受けた場合、人はどのように反応するのでしょうか。

カナダの生理学者・セリエ(1982年没)は、人がストレスを受けたときの体の反応(ストレス反応)に関し、次のような3つの段階があることを指摘しています。

①警告反応期(パニック期)

外部からのショックに対し、警告を発し、ストレス状態から回復しようと、さまざまな緊急的反応が起こります。
体温や血糖値、血圧などが一時的に下がり、筋肉の緊張、神経系の活動が抑制されます。
しかし、その後、ストレスへの適応反応を開始し、体温、血糖値、血圧なども上昇、筋肉、神経系の活動も活発になります。

②抵抗期(ハッスル期)

この時期は、ストレスへの適応反応が完成する時期です。
ストレスの状態がつづくと、神経系や内分泌、免疫系が働き、ストレスに打ち勝とうとするため、通常よりも抵抗力が高まります。
心身が必死にストレスに対してバランスを保とうとしている時期といえます。

③疲弊期(うつ)

さらにストレスが長引くと、ストレスに対抗しきれなくなり、段階的に抵抗力が落ちていく時期です。
精神的にも身体的にも追いつめられて、さまざまな障害があらわれます。
うつ病になったり、最悪の場合は死に至ります。

【初期のストレス症状】

セリエのいう「警告反応期」では、まだストレスの状態が軽く、本人はあまりストレスを受けているとは感じていないかもしれません。
しかし、精神的には疲れていなくても、体のほうはひそかに、次のような「警告サイン」を出しています。

●疲れやすくなった
●何となく体調が悪い
●頭が重い
●食後に胃がもたれる
●目が疲れやすくなった
●肩がこりやすくなった
●イライラすることが多くなった
●小さなミスやケアレスミスが多くなった
●もの忘れが多くなった
●朝の目覚めがスッキリしない

初期のストレス症状の多くは、心身の負担(ストレス)が解消しきれなくなりはじめているあらわれです。
信号でいえば、青から黄色になりかけている時期といえるでしょう。

⇒ ②へつづく

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