パニック障害は女性の病気?【パニック障害とはどのような病気か】

パニック障害

【不安や恐怖は、女性だけのものではない】

パニック障害の罹患率は女性のほうが男性より3倍ほど高くなっています。

そのため、パニック障害は女性の病気と思われがちですが、なぜ女性のほうがなりやすいのか、はっきりとした理由はまだ不明です。

一つ考えられるのは、女性が持っている複雑なホルモンのメカニズムです。

女性は約1ヵ月の周期で月経がありますが、この1ヵ月のリズムをつくるために、女性ホルモンの分泌が周期的に変化します。
この変化はストレスなどの影響で乱れやすく、それが不安感をまねきやすくすると考えられるのです。
男性ホルモンの分泌には、このように複雑なメカニズムはありません。

女性は妊娠や出産でもホルモン分泌が大きく変化しますので、パニック発作が発症しやすくなります。

一方で、考えてみたいのは、男性が置かれている社会的な環境です。
いいかえれば、環境によってつくられている男性像です。

最近は、男性のあるべき姿も変わりつつありますが、それでも「男たるもの、弱音など吐いてはいけない」といった男性像は根づよく残っています。

それは日本だけではなく、パニック障害患者が多い米国でもそうなのです。
男性患者は、発病当初は自分がパニック障害であることをなかなか認めようとせず、「そのような病気は女性のもの」と考える男性が多いという報告があります。

日本でも、男性患者と女性患者では、パニック発作への対処に違いが見られます。
男性は、発作が起こるとすぐに逃げられる態勢をとるか、一人で耐えようとします。
他人に自分がこわがっている姿を見せたくないと考えるのです。

一方、女性は発作が起こると、周囲に助けを求めます(もちろん例外はあり、女性でも人に頼ることを好まない人はいますが)。

ただ、病気に向かうときの、このような男女の姿勢の違いが、罹患率の差にも影響していると思われるのです。

男性は、パニック発作が起こっても、ギリギリまでがまんをして、なかなか受診しない傾向が見られます。
確かに、女性はパニック障害になりやすい要素を持っていますが、何も不安や恐怖は女性だけのものではありません。
男性でも不安や恐怖におそわれることはあります。
早く治療を受ければ症状も軽くてすみますので、男性もパニック障害になったことを恥じたり、がまんしたりせず、きちんと医師にみてもらいましょう。

★Point
●罹患率が男性より高いため、パニック障害は女性の病気と思われがち
●女性のホルモン分泌は複雑でバランスをくずしやすく、不安をまねく
●男性は発病してもギリギリまで耐え、受診しない傾向がある

奈良 心理カウンセリングルーム
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