うつ状態を起こしやすい体の病気

うつ病

【うつ病を合併していると体の病気も治りにくい】

心身症は、心の病気が原因で身体的な症状を引き起こす病気ですが、逆に、体の病気が原因でうつ病やうつ状態になる場合があります(身体因性うつ病)。

体の病気でうつ病(うつ状態)になる原因としては、脳の障害やホルモンの関係など身体的な病気そのものに加えて、「病気」に対する精神的ショックや不安、心配なども大きくかかわっていると考えられます。

調査によれば、慢性疾患の患者さんの25~33%がうつ病を合併しているといわれます。

体の病気とうつ病が合併すると、相乗効果で両方の病気の治りが悪くなるので、注意が必要です。
合併している場合は、それぞれの病気の治療が必要です。

①脳器質性疾患
うつ状態がよく見られる病気として、まずあげられるのが、脳血管障害やてんかん、パーキンソン病などの脳器質性疾患です。
ゆううつ感、睡眠障害、気力の低下、思考力の低下、集中力の低下など、ほとんどうつ病と同じような症状があらわれます。

②内分泌代謝疾患
内分泌代謝疾患は、ホルモン作用の異常によって起こる病気ですが、抑うつ症状がよく見られるのは、糖尿病、慢性膵炎、甲状腺疾患などです。
糖尿病の場合は、双極性障害(躁うつ病)を併発しやすいといわれます。
また、副腎皮質ホルモンが過剰になるクッシング症候群、逆に不足するアジソン病などでもうつ病になるケースが見られます。

③その他
がん、心筋梗塞、胃・十二指腸潰瘍、気管支ぜんそくなどでも抑うつ症状が見られます。
また、膠原病の一つ、全身性エリテマトーデス(SLE)や関節リウマチでも抑うつ症状が出やすいとされています。

うつ病(うつ状態)を引き起こしやすい体の病気

《脳器質性疾患》
●脳血管障害(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)
●パーキンソン病
●てんかん
●認知症
●多発性硬化症
●頭部外傷 など

《内分泌代謝疾患》
●糖尿病
●甲状腺疾患(甲状腺機能低下症、副甲状腺機能亢進症)
●クッシング症候群
●アジソン病 など

《その他》
●がん
●心筋梗塞
●胃・十二指腸潰瘍
●気管支ぜんそく
●膠原病(全身性エリテマトーデス、関節リウマチ)
●ウイルス感染症(HIV、肝炎、インフルエンザ、肺炎)
●過敏性腸症候群
●血液透析
●手術後
●慢性疼痛 など

★Point
●体の病気がうつ病(うつ状態)を引き起こすことがある
●体の病気とうつ病が合併すると、両方の病気が治りにくくなる
●体の病気とうつ病が合併した場合は、それぞれの治療が必要となる

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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