うつ病と双極性障害(躁うつ病)【うつ病とはどんな病気?】

うつ病

【躁状態とうつ状態がくり返しあらわれる】

双極性障害(躁うつ病)は、うつ病と同じ「気分障害」の一つで、躁状態(気分が病的に高ぶった状態)とうつ状態がくり返しあらわれる病気です。

双極性障害にはさまざまなタイプがありますが、中心となるのはⅠ型とⅡ型です。
Ⅰ型は、激しい躁状態が特徴で、仕事や日常生活に支障をきたすほどです。
一方、Ⅱ型は、軽躁状態とうつ状態をくり返すもので、躁状態が軽いぶん、診断がむずかしくなります。

【診断を誤ると病気を悪化させることも】

双極性障害の抑うつ症状は、うつ病の場合とほとんど同じです。
そのため、患者さんがうつ状態で医師を受診したときには(その場合が多い)、医師は慎重に見きわめなければなりません。
もし抗うつ薬を処方しても症状が改善しなければ、双極性障害の可能性を考えます。

うつ病と双極性障害を鑑別する大切なポイントは、過去に躁、あるいは軽躁状態になったことがないかどうかです。
医師は、患者さんの過去の病歴や、家族歴などを問診で確認しながら、総合的に判断します(ふつう、問診は複数回行う)。

双極性障害の治療薬は、うつ病とは異なり、気分安定薬や非定型抗精神病薬が中心となります。
双極性障害の患者さんに、うつ病で使われる抗うつ薬を投与してしまうと、躁状態がひどくなって症状が悪化することがあるので、より的確な診断が求められます。

■うつ病と双極性障害(躁うつ病)の違い

《症状》
うつ病
●躁症状はない

双極性障害(躁うつ病)
●躁状態とうつ状態がくり返しあらわれる
●うつの症状が、うつ病より急激に発症する
●躁状態のときは妄想や幻覚をともなうことがある

《なりやすい年代・男女比》
うつ病
●もっとも発症しやすいのは40歳前後
●男女比は1:2で、女性のほうが男性より2倍なりやすい

双極性障害(躁うつ病
●もっとも発症しやすいのは20歳前後
●男女比は1:1で、ほとんど差はない

《治療薬》
うつ病
●抗うつ薬が中心で、ほかに気分安定薬や抗不安薬など

双極性障害(躁うつ病)
●気分安定薬や非定型抗精神病薬が中心

《再発》
うつ病
●通常は、1~2年ほど治療を受ければ回復することが多い

双極性障害(躁うつ病)
●非常に再発しやすい(再発率は90%以上)
●いったん症状がおさまっても、かなりの確率で再発する

★Point
●双極性障害は躁状態とうつ状態がくり返しあらわれる病気
●双極性障害はうつ病とは治療薬が異なるので注意が必要
●双極性障害はいったん治っても非常に再発しやすい

奈良 心理カウンセリングルーム
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