《パニック発作とは-②》心と体にあらわれる多様な症状-2

パニック障害

●胸の痛みや不快感
胸の一部がチクッと痛んだり、不快に感じます。
激しい動悸症状などが同時にあると、心筋梗塞などの心臓病を疑ったりしますが、心筋梗塞の痛みは、胸が締めつけられるような感じで非常に強く、数十分から数時間もつづきますので、違いを知っておきましょう。

●吐き気がする、腹部が不快
強い吐き気におそわれ、実際に吐いてしまう人もいます。
「胃をぎゅっとつかまれる」「おなかの中でぐちゃぐちゃになる」といった表現でその不快感をあらわす人もいます。

●めまいがする、頭がふらつく
めまいは、目、耳、脳などに障害があっても起こりますが、精神的ショックなどによる心因性のものもあります。

パニック発作では、「頭がフラフラする」「頭から血が引いていく」「頭が後ろに引っぱられる」など、さまざまに表現されます。

●体が冷たい、または熱いと感じる
体が冷たいと感じたり、悪寒を感じたりします。
あるいは逆に、頭や顔がほてって熱く感じることもあります。

●感覚がマヒする、うずく
体の感覚がにぶくなって、マヒしたように感じます。
「体が重いスポンジにおおわれたようだ」と表現する人もいます。
また、ジンジン、ビリビリ、チクチク、ムズムズとした不快なしびれ感やうずき感が起こることもあります。

●現実感がない、離人感
自分が自分でないような、自分を感じる力が弱まった状態です。
自分の周囲の状況を、いきいきと感じられず、「頭にもやがかかったようだ」と訴える人もいます。
「自分が行動しているはずなのに、夢の中にいるようで現実感がない」「自分の心や体を、もう一人の自分が外からながめている感じ」といった表現で訴えます。
この症状は、「意識がなくなりそう」「孤独感におそわれる」といった形であらわれることもあります。

●制御不能、気が変になる恐怖
強い不安や恐怖におそわれ、このまま頭がおかしくなってしまうのではないか、あるいは自分をコントロールできず人前で取り乱したり、とんでもない行動をしてしまうのではないかと強くおそれる状態です。

●死んでしまうかもしれないという恐怖
激しい動悸や呼吸困難などで、自分はこのまま死んでしまうかもしれないと、死への恐怖におののく状態です。

★Point
●もっとも多いのは激しい動悸で、ほとんどの人にあらわれる
●体の症状が不安感や恐怖感をさらに強め、死ぬのではないかと思うことも
●診断基準では、13の症状のうち4つ以上があるとパニック発作と診断

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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