うつ病の「感情面」の症状【抑うつ気分と興味・喜びの喪失】

うつ病

【うつ病の中核となる精神症状】

うつ病では、感情面にもっとも強く症状があらわれるといわれます。

感情面の症状では、「抑うつ気分(ゆううつ感など)」と「興味・喜びの喪失」が中核的な症状です。

うつ病にはさまざまな感情面の症状がありますが、これらの症状がすべてそろわないとうつ病ではないというわけではありません。
また、仮にこれらの症状があったとしても、数日間で治ってしまうようなものであれば、心配はいりません。

うつ病かどうかは、「抑うつ気分」と「興味・喜びの喪失」の2つの中核的な症状のうち、少なくともどちらか一方が、1日中、毎日、2週間以上つづいていることがポイントです。

【形容できないほど重苦しい「ゆううつ」な気分】

うつ病になると、
●1日中、何となくゆううつで、気分が晴れない
●モヤモヤした感じがする
●毎日つまらなくて気持ちがふさぐ、気がめいる
●ため息をつく回数が多くなる
といった症状があらわれます。

うつ病のゆううつ感は、イヤなことがあったりしたときにふつうに感じるゆううつ感とはまったく異なるものです。
もっとつらい、形容しがたいほどイヤな気分、重苦しい気分が、逃れようもなく、1日中、しかも何日もつづきます。

また、うつ病のゆううつ感は、たとえば大切な人が亡くなったときのような「悲しみ」とも違います。
「悲しい」というよりも、「砂漠のようなむなしさ」と表現したほうがよいかもしれません。

ゆううつな気分がひどくなると、
●理由のない不安をいつも感じる
●しじゅうイライラする
●焦燥感(じっとしていられない気持ち)にかられる
●何かに追いつめられているような気分になる

といった状態になります。
ときには、いわゆる「キレやすく」なったりします。

【興味や関心がなくなり、喜びも感じなくなる】

「興味・喜びの喪失」も、抑うつ気分と同様に、うつ病の感情面の中核的な症状です。
具体的には、
●やりがいを感じていた仕事や大好きだった趣味などに興味を失う
●世の中の出来事にまったく関心がなくなる
●何をしても、何を見ても、うれしい、楽しいという感情がわかない
●テレビのお笑い番組などを見ても笑うことがなくなる
●顔に表情がなくなる
●何もかもつまらなく感じられ、生活にハリがなくなる
●異性への関心もなくなり、性欲も減退する
●おしゃれをしなくなったり、化粧をしなくなる(女性の場合)
●ひげをそらなくなったり、身なりがだらしなくなる(男性の場合)

といった状態になります。
女性がおしゃれをしなくなったり、男性が服装にかまわなくなったりするのは、身だしなみに気をつかうのがめんどうになるというより、社会(社交)に関心がなくなった結果とも考えられます。

★Point
●うつ病では、形容しがたいほどイヤな気分が、1日中、何日もつづく
●うつ病のゆううつ感は「砂漠のようなむなしさ」と表現されるほどつらいもの
●「興味・喜びの喪失」はうつ病の感情面の中核的な症状

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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