うつ病は心と体に症状があらわれる【うつ病の症状についてよく知ろう】

うつ病

【うつ病の3つの精神的な症状】

うつ病の症状は、「精神的な症状」と「身体的な症状」に大きく分けることができます(詳しくは後述)。

精神的な症状は、さらに、「感情面の症状」「意欲・行動面の症状」「思考面の症状」の3つに分けることができます。

感情面の症状の中核にあるのは「抑うつ気分」「興味・喜びの喪失」で、ゆううつ感、悲哀感、不安感、焦燥感などとして感じられます。

意欲・行動面の症状は、簡単にいえば、「エネルギーが低下した状態」「ブレーキがかかった状態」です。
医学的には「精神運動抑制」と呼ばれる状態です。
意欲が低下して、行動力や決断力がにぶくなります。

思考面では、思考が停滞して、頭が働かなくなります(思考制止・思考抑制)
また、ものごとを悪いほうへ悪いほうへと考えてしまう「マイナス思考」におちいり、考え方が悲観的になります。
さらに、自己を過小評価し、すべて自分が悪いと自責の念にかられます。

【うつ病は体全体の病気】

うつ病は心の病気ですが、それがもとで体にもさまざまな症状があらわれます。

中でも「睡眠障害(不眠)」はもっとも頻度が高い症状です。
うつ病の不眠の特徴としては、「早期覚醒」があげられます。
不眠によって熟睡できないため、疲労感が残ります。

ほかにも、痛みやだるさ、肩こり、食欲不振、体重減少、下痢、便秘など、その身体症状は多様です。

■うつ病の主な症状

①感情面の症状(抑うつ気分)
●いつまでもゆううつな気分がつづく ●気分が落ち込む(気分が晴れない) ●ため息の回数が多くなる ●気持ちがすっきりしない ●悲しい ●さびしい ●むなしい ●おもしろくない(楽しくない) ●感動がない ●何の感情もわかない ●感情が抑えられない ●勝手に涙が流れる ●イライラする ●怒りっぽくなる ●不安が頭から離れない ●焦燥感にとらわれる

②意欲・行動面の症状(精神運動抑制)
●何もする気になれない(無気力・意欲の低下)●何をするのもおっくうになる ●動作が緩慢になる ●何をするにも時間がかかる ●集中力の低下 ●決断力の低下 ●記憶力の低下 ●仕事や家事能力の低下 ●だれとも会いたくない ●出かける気にならない ●だれかと話すことが苦痛になる ●無口になる ●性的欲求の低下

③思考面の症状(思考制止・認知のゆがみ)
●考えがまとまらない ●アイディアがわかない ●頭が働かない ●極端に悲観的になる ●劣等感にとらわれる ●自分を責める(自責感) ●マイナス思考におちいる ●考え方に柔軟性がなくなり、一つの考えにとらわれる ●ささいな、つまらないことにとらわれる ●確かな根拠がないのに決めつける ●過去にこだわり、取り返しがつかないと思い込む ●心気妄想 ●被害妄想 ●貧困妄想 ●罪業妄想 ●自殺念慮

④身体症状
●睡眠障害(早期覚醒、中途覚醒、入眠障害) ●倦怠感・疲労感 ●食欲不振 ●体重減少 ●頭痛・頭重感 ●肩こり・首の痛み・腰痛 ●めまい・立ちくらみ・耳鳴り ●動悸・息苦しさ ●消化器症状(吐き気、腹痛、便秘、下痢) ●耳鳴り ●手足のしびれ ●声が出にくい ●口渇・味覚障害 ●月経異常 ●インポテンツ

★Point
●うつ病の症状は「精神的な症状」と「身体的な症状」に分けられる
●精神症状は「抑うつ気分」「興味・喜びの喪失」「精神運動抑制」「思考制止」など
●睡眠障害はほとんどの患者さんにあらわれる。中でも「早期覚醒」が多い

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

心理カウンセリングルーム ナチュラリー. では、「来訪・訪問カウンセリング」、及び、電話・ビデオ通話・メールによる「ネットカウンセリング」と、豊富なメニューを揃えております。
遠方の方におかれましても、どんなお悩みでも、どうぞお気軽にお問い合わせ下さいませ。

●来訪・訪問カウンセリング http://mental-naturally.com/visit/
●ネットカウンセリング   http://mental-naturally.com/internet/