「ゆううつな気分」と「うつ病」の違い【うつ病の症状についてよく知ろう】

うつ病

【うつ病の落ち込みは、程度が長くつづく】

だれでも強いストレスを受けたときなど、一時的にゆううつな気分になったり、落ち込んだりします。
こうした通常のゆううつな気分や落ち込みと、「うつ病」の抑うつ症状には、どのような違いがあるのでしょうか。

①強い落ち込みが数週間以上つづく
うつ病の場合、強い落ち込み(抑うつ症状)が数週間以上、ときには1年以上つづきます。
落ち込みの原因となった問題が解決すれば気分がよくなるようなら、うつ病の心配はありません。

②何をしても楽しいと感じない
何をしても、何を見ても、何を食べても、うれしい、楽しい、おいしいという感情がわかなくなったらうつ病の可能性があります。
趣味やスポーツなどで気分転換ができ、気持ちが楽になるようなら、うつ病の心配はありません。

③不眠や食欲不振がつづき、疲労感(倦怠感)が抜けない
気分の落ち込みとともに、眠れない、食欲がなく体重が落ちた、休んでも疲れがとれない、などの体の症状があるときはうつ病の疑いがあります。

④特に朝方に気分が落ち込む
うつ病の症状の大きな特徴に「日内変動」があります。
うつ病の場合、一般的に朝方が非常に気分の落ち込みが激しく、夕方から夜にかけて徐々によくなっていきます。

⑤仕事や家事が手につかない
意欲が低下して、何もやりたくなくなり、日常生活に支障をきたすようになったら、うつ病の可能性があります。
一般的な気分の落ち込みの場合は、何とかふだんの生活が送れます。

■通常の「ゆううつな気分」とうつ病の「抑うつ症状」の違い

<うつ状態の程度(強さ)>
・通 常…落ち込みの程度は軽く、原因がなくなれば気分も晴れる。
・うつ病…朝起き上がれないほどの、耐えがたい落ち込み。

<うつ状態の持続期間>
・通 常…数週間以上におよぶことはない。
・うつ病…数週間以上つづく。

<うつ状態になった原因>
・通 常…はっきりしており、それが解決すればよくなる。
・うつ病…はっきりしないことが多い。

<うつ状態の変化>
・通 常…うれしいことや楽しいことがあると、幸せな気分になる。
・うつ病…喜ばしいことがあっても、気分はよくならない。

<日常生活の変化>
・通 常…仕事や家事をやりたくないとは思うが、何とかこなせる。
・うつ病…仕事や家事が手につかなくなり、日常生活に支障をきたす。

<1日の気分の変化>
・通 常…それほど変化はなく、夕方になると疲れを感じる。
・うつ病…朝はひどく調子が悪く、夕方から夜にかけてよくなることが多い。

<人間関係の変化>
・通 常…仲のよい友人と会っておしゃべりすると気がまぎれる。
・うつ病…だれとも会いたくない。ときには家族とも顔を合わせたくない。

<趣味などに対する興味・関心>
・通 常…取り組んでいるときのほうが気がまぎれ、楽しいと思える。
・うつ病…興味や関心がなくなり、無理に取り組んでも集中できず、疲れるだけ。

★Point
●強い落ち込みが数週間以上もつづくようなら、うつ病の疑いが
●うつ病は、気分の落ち込みとともに不眠などの身体症状もあらわれる
●うつ病では、朝方が特に調子が悪く、夕方から夜にかけてよくなってくる

奈良 心理カウンセリングルーム
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