認知症に使われるおもな薬と、認知症の人のために家族ができる10か条

【認知症に使われるおもな薬】

一般名:ドネペジル
製品名:アリセプト

アセチルコリン(記憶や学習にかかわる神経伝達物質)を分解する酵素を阻害して、濃度を高める効果がある。
現在最も多く使用されている。

一般名:ガランタミン
製品名:メマリー

グルタミン酸(記憶や学習にかかわる神経伝達物質)の過剰な放出を抑えて正常にする働き。
中~高等度のアルツハイマー型認知症に使用。

一般名:ガランタミン
製品名:レミニール

アセチルコリンを分解する酵素を阻害して濃度を高め、アセチルコリンの受容体の働きを助ける。
軽~中等度のアルツハイマー型認知症に使用。

一般名:リバスチグミン
製品名:リバスタッチパッチ、イクセロンパッチ

貼り薬タイプで、持続的にゆっくり吸収される。
軽度・中等度のアルツハイマー型認知症に使用する。

【認知症の人のために家族ができる10か条】

認知症の人が安心して日常生活を送るためには家族のサポートが必要です。
そのための心がまえを紹介します。

①見逃すな「あれ、何かおかしい?」は大事なサイン
両親やパートナーのちょっとした言動に「あれ?」と感じたら、それは認知症の始まりのサインかもしれない。

②早めに受診を。治る認知症もある
認知症が疑われたら、すみやかに専門医を受診しよう。
本人は嫌がるかもしれないが、早期治療で進行を遅らせることができるし、治る認知症もある。

③知は力。認知症の正しい知識を身につけよう
認知症にも種類があり、その種類によって症状の出方や進行具合、治療法も異なる。
正しい知識を身につけよう。

④介護保険など、サービスを積極的に利用しよう
家族だけで認知症の人を介護するのは大変。
できるだけ介護保険のサービスを利用して、介護の負担を軽減することが大切。

⑤サービスの質を見分ける目をもとう
介護保険サービスもいろいろあるので、質の高いサービスを受けられるよう、判断する目を養うこと。

⑥経験者は知恵の宝箱。いつでも気軽に相談を
介護のつらさや悩みを1人で抱え込まず、経験者に相談したり、共感し合うなどすれば、心も軽くなるはず。

⑦今できることを知り、それを大切に
認知症患者は少しずつできないことが増えていくが、その人の尊厳を守り、今できることを大切にすること。

⑧恥じず、隠さず、ネットワークを広げよう
認知症の人がいることを隠さず、私的なつながりや地域社会でのつながりを広げていこう。
理解者や協力者が現れるかも。

⑨自分も大切に、介護以外の時間をもとう
介護で自分の人生が犠牲になったと思わないよう、自分の生活や楽しみも大切にすることが大事。

⑩往年のその人らしい日々を
認知症になったからといって、その人の人生が否定されるわけではない。
その人らしい幕引きをも家族で話し合うこと。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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